
このイベントは、「住みたい田舎ランキング」で栃木市が「若者」と「子育て世代部門」の2冠達成を記念して行われたもので、首都圏の方々が合計40名近く参加したそうです。
イベントでは「巴波川での遊覧船乗船」や「市内散策」、「いわふねフルーツパークでのいちご狩り」の他、観光や移住体験ができる「やどかりの家」の見学を行ったそうですよ。
都道府県魅力度ランキングでは47都道府県中46位という結果となった栃木県ですが、住みたい田舎ランキングではその汚名を見事返上した形となりました。
栃木市が行っている助成金の内容とは?
県内でも出生率が低く、人口は右肩下がりとなっている栃木市…。
しかしこの現状を打破するべく、栃木市では「移住や定住を促進する部署」を作ってさまざまな助成金を支給しています。
その助成金の内容を一部紹介していきますね!
新築住宅の建築に助成金を支給
栃木市は市外からの移住者に対して、「新築住宅の建築・購入に30万円の助成金」を設けています。
更に、若い人達に来てほしいという想いから、40歳未満の方には10万円を追加支給しているそうです。
- 新築住宅の建築・購入
⇒30万円 - 若年世帯加算
⇒40歳未満なら10万円。40歳~49歳なら5万円。 - 勤労者加算
⇒市内勤務なら10万円。市外勤務なら5万円。
空き家のリフォームに最大50万円の助成金を支給
古い建物が残る栃木市には空き家が多く、栃木市は3年前から空き家対策を行っています。そのため、栃木市のインターネットサイトで空き家の情報を一般に公開し、入居者を募っているんです。
参考 栃木市の空き家バンク「あったか住まいるバンク」のサイト栃木市空き家バンク
こちらのサイトには、これまで113件の登録があり、そのうち58件が成約したそうです。
また、栃木市は空き家対策にも助成金を設けており、空き家のリフォームをする際には最大50万円の助成金が支給されます。
空き家を有効活用することで、移住者の呼び込みを強化しているんですね。
こういった取り組みの結果、2013年には栃木市を出ていく人と、入ってくる人の数を逆転させることに成功したそうですよ。
子育て支援も充実
栃木市は子育て支援も充実しています。
自然が豊かなので学校が少ないと思われがちな栃木市ですが、実は児童・生徒1万人に対する学校の数は29.5校と、意外と多いんですね。
これは「宇都宮市」や「小山市」と比べても高い数値となっています。
ちなみに宇都宮市は19.1校、小山市は25.9校です。
それに加え、出産の際も「産婦人科に通う代金のほとんどを補助で賄える」のも嬉しいですね。
栃木市への移住体験が気軽にできる「蔵の街やどかりの家」
栃木市の助成制度が充実しているのは何となく分かっても、その土地の良さは実際に住んでみないと分からないもの。
そこで栃木市は、「蔵の街 やどかりの家」という「移住を決める前にちょっとだけ住むことができる宿泊施設」を用意しました。
このやどかりの家は、「栃木市での暮らしを体験したい人」に向けた施設で、一泊の料金は2,000円。ひと月だと30,000円で宿泊することができます。
建物は昭和25年に建てられた古民家。
改修は施されていますが、キッチンや浴室など最低限の部分にとどめ、古風な雰囲気を残した建物となっているそうです。
こちらの施設は若い世代にも好評で、その後栃木市に移住した人もいるみたいですよ。
市を上げて移住支援に力を入れている栃木市。
自然も多く子育てしやすい街として、今後も脚光を浴びそうですね。
栃木市への移住定住については「栃木市ホームページ」に詳細なパンフレットが載っているので、興味のある方は問い合わせしてみてくださいね。
【番組名】スッキリ!
【放送局】日本テレビ
【放送日】2017年1月24日(火)午前8時00分~(9時00分ごろのコーナーで紹介されました)
【参考】栃木市ホームページ「移住定住」について